鯉のふる里

錦鯉。

またその名を、泳ぐ宝石国魚と言われ、日本において交配と淘汰による改良を重ね作り出されてきた、純日本式のまさに芸術品と言われるものでしょう。

昔、越後特産といわれた錦鯉は、深雪地帯の山古志周辺の郷里において、海の幸が手に入りにくいことから、蛋白源の摂取のため鯉を飼育し始め、その中から突然変異による緋色の鯉や浅黄などの鯉が出現し、それをもとに交配改良を重ね豪華絢爛たる現在の錦鯉に固定化してきたと言われております。

冬の間は、雪で覆われ家屋の軒下などで飼ううち、自然とこれらの鯉を自慢しあう風潮が生まれ、競って改良がおこなわれたのではないかと言われています。

現在でも、秋の収穫祭の時期には、各地域・地域で鯉を持ち寄り鯉を自慢しあう習わしが残っているようです。

もう、何年も前に、何度かこの地域で行われる会を覗きに山古志を訪れたりしました。特に、その年に生まれた当歳魚の美しく色づいた将来性のある、配色と体形には目を奪われるものです。

これは、山古志の秋の風景です。

山古志の朝

この頃は、春先から野池に放していた鯉を池から揚げる時期であり、これから冬へと向かう準備と、春に生まれた当歳魚や2歳以上の優秀な鯉たちの成長した姿を各地の品評会に出品し、お互い成長した姿を褒め称える微笑ましい光景を目にするのです。


鯉の里



鯉の里



鯉の里








※この写真は、ある写真倶楽部の方に、お願いして使用させていただいております。

厳しい自然の中で受け継がれてきた、自然の美に感動するばかりです。

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